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スリランカでヴィパッサナー瞑想10日間合宿に参加してきました②

スリランカ

~ヴィパッサナー瞑想10日間合宿、1日~3日アーナパーナ瞑想編~

朝は、4時にスタッフが各宿坊の前をベルを鳴らしながら歩いてくれ、
それを合図に起床。
沈黙を守ることはもう始まっており、
誰とも話すことも、目を合わすこともない10日間の始まり。
さっと準備をして、真っ暗な敷地内の坂道を登り瞑想ホールへ向かう。
最初の三日間はアーナパーナ瞑想を指導され、
4日目からヴィパッサナー瞑想修行を行う。

合宿体験で感じた事を誰かにシェアする事は良いが、
どのような瞑想方法かを誰かに伝えることは
瞑想の指導者以外はすべきではない。とされている。
少しだけ方法をかいつまむと、
アーナパーナ瞑想は鼻からの呼吸にだけ意識を向け、
その空気の流れの感覚、温度、速さを感じ
ただただ呼吸を感じ集中力を高めるというもの。

ヴィッパーサナ瞑想は、体をスキャニングしていき、
未来でも過去でもない今を感じ、
アニッチャー(無常)を感じていく。
初日午前中は、慣れない早起きすぎる早起きでか、
瞑想中も休憩中もとにかく眠くて眠くて
緊張感もなく睡魔との闘い。
午後からは呼吸と今に集中しようとするも
すぐに意識はどこか過去へ未来へ。

他の経験者にもよく言われる通り、
私も例にもれず過去を振り返り思いめぐらせる。
長い長い瞑想の時間、自分史を振り返り。
走馬灯にしては遅すぎる、スライドショーのような、
長い間すっかり忘れてた色んな事が駆け巡る・・・。

合宿参加中、一人一人番号が割り振られ、
瞑想ホールでは座布団も番号順に並べられていて、
10日間いつも同じシートに座る。
瞑想中、私の左隣の人が、色んな思いが溢れてなのか
1日目2日目、シクシクよく泣いていて、
話す事も目を合わすことも禁じられているで、
気にかける事もできないけど、みんなそれぞれの人生にドラマがあって
日々色んな思いを胸に生きてるよね・・・。

かと思うと、瞑想ホールには山ほど座布団、
色んな形のクッション、座椅子が用意されていて、使いたい放題。
座椅子を置いて、笑点かwってほど座布団を重ね、
クッションで肘置きまで作り、
王様シートで爆睡しちゃってる女の子がいたり。

IMG_5959
瞑想ホール



アーナパーナ瞑想を続けていくと、段々と鼻から通る呼吸の温度はもちろん鼻の穴の周りをどんなふうに空気が流れながら呼吸しているのかも感じてくる。
空気の流れが矢印の形をして、鼻の穴の周りを
するすると吸い込まれて入っていく、出ていくイメージ。と、いう風に。

少しずつ瞑想で感じる感覚が変わっていき、
より繊細な事に色々と気づくようになる。 

夜の講話では、毎日、今日瞑想中に感じた事が見抜かれたような内容。
瞑想に集中できなかったこと。過去を思い出していたこと。辛い事。
など、見透かされみんな同じ思いをしている。
心配ない。と諭される。
それから、体の中で無意識に動いているもの、
自分の意思でもコントロールできるのは呼吸だけ。
その呼吸は意識と無意識の架け橋になる。

そう、体の中のほとんどの機能が無意識に動いていて、
自分の意思では自分の命をコントロールできない。
心臓の鼓動を止めたり、消化を止めたり、
伸びる髪の毛も意識ではどうにもならない。
けど呼吸は、無意識で呼吸する事も、
意識で呼吸する事もできる特別な体の機能。

無意識でも意識でも両方できるという点を生かし、
呼吸を意識で行なう訓練をする事で、無意識を意識する事ができるようになる。
意識とはエネルギーであり、無意識を意識できると言う事は生命力を高める。
それは安心感や精神の安定を得る事にも繋がる 。

無意識のうちに怒りや焦り、不安がある時に
呼吸は浅くなり、リラックスしている時や気分が良い時は
無意識に呼吸が深くなっている。

呼吸をコントロールするようになると、
感情もマインドもコントロールできるようになる。と。

瞑想や呼吸法を行い、呼吸を自在に操れるようになると、
身心は驚くほど変化していく。

目に見えない内的感覚をつかめると、
身体の不調を引き起こす滞りが明確になってくるし、
 自分がどうしたいのか?
どれがいる?
どれは捨てる?
それ本当に欲しかったの? 
自分の心持ちも明確にしてくれ本質的な自分に出会える
自分の気持ちをはっきり明確にしてくれる。
よくわからないこんがらがっていたものをシンプルにしてくれる。

が・・・呼吸を意識し始めると、
どれだけ自分が呼吸できていなかったのかがわかる。
中々時間がかかるようで少し訓練が必要のよう。

合宿を終えた今思うことは、
その訓練の最初のヒントを得るとっかかりにこの修行に来たんだと思う。

センターの生活の様子に話を戻して。
朝4時に起き、夜の講話、最後の瞑想が終わるのが21:00。
消灯が22:00なので毎日6時間睡眠。

瞑想する人は睡眠時間が短くなっていくと聞いていたし、
瞑想中、うとうとしちゃったりしたこともあったし、
ただ座っているだけだから疲れてないだろう。
と思っていたけど、きっちり毎日眠くて、毎晩ぐっすり。

食事の事。宗教色はないということだけど、
僧侶と同じ生活を推奨してるようで、食事は午前中のみ。
夕方のティータイムは、初参加者はクラッカー4枚~8枚、
バナナ、紅茶。二度目以上の参加者は、本当に僧侶と同じお茶のみ。

食事は完全ベジの各国郷土料理。
ここはもちろんスリランカ料理で毎日スリランカカリー。
でも、スリランカ料理に欠かせないモルディブフィッシュ(カツオ節)は、
入ってるでしょ~それ抜きでカレー作れないでしょ!
と、思っていたけど入ってなさそうで、完全ベジ。
にんにくは入ってたみたいなので、五葷は気にしてないようなメニュー。

ご飯は基本お代わり自由。
でも、スタッフが何人も食事がビュッフェスタイルになっ
置いてあるその前に立っていて、
腹八分目!
とか書かれたボードもあり、沈黙も守られているので、
静まりかえったダイニングホールでなんかお代わりしにくい雰囲気w

最初の数日、夕方の空腹は結構つらくて、
いつもはお砂糖を入れない紅茶にもたーっぷりのお砂糖とミルク。
それでもひもじい思いw
みんなもきっと同じ思いなのか、
40人の女性専用ダイニングで用意されている1Kg入ってるお砂糖が、
一回のティータイムで空っぽ。
1Kg=1000g1000g÷40人=25g
ティースプーン1杯=約5g25g÷5=!!!
単純計算だと一人ティースプーン5杯のお砂糖を入れてる!!
お代わりする人もいるから実際の1杯あたりのお砂糖の量は
もう少し少ないのかな。でも、ヨーロピアン意識高い系?
の人は白いお砂糖取らない人もいるし。
とにかくすごい量のお砂糖が毎日消費されていましたw 

毎日バナナを山盛り食べているドイツ人の大学生や
毎日カレーが耐え切れず、温野菜を特別メニューで出してもらってるアメリカ人。
リクエストすれば、出来る範囲で対応するから頑張ってね。
と、優しいスタッフ。
瞑想センターは、世界に170か所あり、
すべてが寄付で賄われ指導者やスタッフはボランティアにより運営されているそう。

合宿1日目~3日目までは、もちろん、慣れない胡坐もつらいし、
話さない。笑わない。で表情筋がたるんでいくのを感じ、
その自分の顔を鏡で見るのが日々怖かったんだけど、
それよりも、一日中薄暗い瞑想ホールで瞑想してるせいもあるのか、
駆け巡る思考のせいなのか、ぱーっと、明るい気持ちにならず、
なんとなくどよんと暗い気持ちが続く。

始まるまでは合宿の辛さって、長い時間同じ体制の胡坐や
退屈からくる肉体的辛さが辛いのかと思っていたけど、
この重い気持ちでいる事が永遠に続きそうな気分が辛かった。
いよいよヴィパッサナー体験。つづく・・・。

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左の建物が講話を聴くホール

 

私が心打たれ感動した出来事や誰かとシェアしたい事が、

読んでくれているあなたの何かの気づきやヒントの種に

なってくれればとっても嬉しいことだな。と、思います。



生きとし生けるものが幸せでありますように。

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