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シヴァナンダヨガアシュラムへ②

ヨガ


朝5時20分、アシュラム内に鐘の音が響き渡ります。

起床の合図。

サットサンガが始まる10分前
アーサナクラスが始まる10分前
ブランチが始まる10分前
何かある10分前にお知らせしてくれます。

まだ暗い、ドミトリールームの中を顔を洗ったり、
歯磨きしたり身支度して 6時にホールに集合。

すでに6時前にはホールにはマントラが流れていて
個々に瞑想を始めます。

まず瞑想30分
瞑想とは。 精神的な静穏をもたらす。

自分自身をコントロールし知性、思考を浄化する。
安定した心・感情・感覚、ポジティブさ身体的な成長や回復にも影響を与える。

瞑想の目的は、本当の自分を体験すること。

エゴとの付き合い方。
ストレスや執着の元であるエゴをリリースする。

スピリチュアルトレーニング。
目に見える体やマインドではなく、
内側に宿る純粋な意識や魂の チューニングを合わせる。
今ここに集中すること。
すると、すべてを自分の内側に見つける事が出来る。
そう、その「今」に集中するつもりが、
すぐに過去へ昨日へ、明日へ、未来へ。
あの事、その事、あの時の事・・・。
思考に羽がはえて、行ったり来たり。
浮かんでは消える思考をただ見守る。

その間に、ふと無の時がやってきて、
そしてまた・・・。の繰り返し。

瞑想のやり方は、
マントラを唱える。
眉間の間に光や何かを浮かべそれを心の目で見つめる。
頭の真ん中から吐く息と一緒に背骨の後ろを通って、
数息と一緒に背骨の前を通って頭の真ん中に持ってくる。
体の中を吸う息中でゼロを描き、鼻から吐く。

瞑想を毎日の日課にしていた人は、
アシュラム生活5日目で今まで味わっていなかったものを
感じた。と、言う人も。

色々とアシュラムの仲間が教えてくれるけど、
まだなんかピンとこない。

まだまだ、座っている間ずっと精神統一というわけにはいかず、
自分自身を味わう域には達していないけど、
瞑想を終わらせた後は、清々しい。

まだ暗い朝の瞑想は、
瞑想後、目を開けるとあたりはもう明るい朝が広がっていて、
その色づいてる世界がまた美しく感動。

瞑想と言えば、
アシュラムの中で経験者がたくさんいた ヴィッパーサナ瞑想経験者。

世界各国にある歴史ある瞑想法を学ぶセンターで、
指導者の下、一日約8時間~10時間の瞑想を10日間行う。
10日間参加者は話をしてはならないし、
参加者同士目を合わせてもならない。 という合宿。

日本にも千葉と京都にあり、スリランカにも4か所。

アシュラムで出会った経験者の一人は、
10日では瞑想とは何かと感じられず、
延長、延長し、瞑想の入り口に立てたかもしれない。
と、思ったのはそこで瞑想を初めて22日目で、
それからも瞑想の毎日を送り、
結局36日間そこで毎日8時間瞑想していたと。

ある友達は、自分が認めていなかった自分を見つけたそう。
無であろうとしても長い長い瞑想の間に 忘れ去ったはずの過去の事がめぐり、
蓋をして気づかないふりをしていた感情や
気が付いてなかった気持ちがあふれ出し、
それを認め自己と向き合えて、
人生観が変わったという。

行った人がみな、瞑想中に わんわん泣いた。
と言っていたのが印象的。

そして、みんな口を揃えて

良かったよ。あなたも行ってきて。
という。

辛くなかったの?と聞くとみんな口を揃えて
辛かったよ。
という。

年々、ヴィッパーサナ瞑想センターの情報が私のもとに 舞い込んできて、
年々、そこを経験した人に出会う数が増えていって
確実にその時が近づいてきてる気がしてる。

でもまだその勇気が出ない。

スリランカには他にもたくさん瞑想センターがあります。
もし、スリランカへ来られる方でご興味がある方は是非。

話を戻して。

アシュラムではサットサンガ(集い)として
朝6時から30分、 夜20時から30分瞑想が行われ、
その後キールタン(インド版の讃美歌のようなもの)を歌います。

最初は、神の名前や聖者の名前を繰り返し
神への愛を節に乗せて歌うこのキールタンを
なんかの宗教みたい。
そして、ノリノリで歌ちゃってるみんなを見て、怖い。
と、ちょっと引き気味。

が、アシュラム生活中盤には太鼓や鐘やタンバリンなど
色んな楽器をみんなが使ってみんなが歌い、
一体となり生まれる波動の中にいる空間。

これがインド人ばかりだと、インドってこんななのか。
これはインド文化。
と思い眺めているままだったかも知れないけど、
世界から来てる文化も習慣も全然違うみんなが
受け入れそれを楽しんでいる姿に素直に共感し、
好きな時間となりました。

その後に、スワミ(導師)からの講話があり、
サットサン最後に祭壇に捧げる歌、
Arati(ヒンズー語で聖なる火) スタッフの一人が、
祭壇に火の灯ったオイルランプで 円を描き、皆が歌い火の儀式を行います。
とても静かな歌で神聖な空気に包まれます。

最後に、プラサード(祭壇にお供えしていたお供え物)頂き
サットサン終了。

週に3日ほどお天気が良ければ朝のサットサンガは サイレントウォークに変わり、
沈黙を守ったメディテーションウォークをします。

ちょっと曇り空であれば アシュラム真ん前の湖に。

アシュラム目の前の湖にて瞑想

晴れていれば歩いて20分ほどの湖まで。

アシュラムがあるここニヤルダムのダムはダムのダム。
地図でみるとびっくりするほど湖に囲まれています。

大好きなあの人にも大切なこの人にも
見せたいと思う忘れられない景色

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