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スリランカでヴィパッサナー瞑想10日間合宿に参加してきました①

ヨガ

先日ついにヴィパッサナー瞑想法合宿、十日間コースに参加してきました。
南インドアシュラムに3週間程滞在したのもあって、
そこで出来た友達や知り合う人たちから、
ヴィパッサナー瞑想合宿に参加した人の話を聞くことが多くなっていて、
遠い存在で、ちょっと引いた所から瞑想合宿の事を見ていた私も、
みんながムダ毛の永久脱毛の話かなんかみたいに、
「行ってきたよ~」
「うん、もう済ましたわ」
「行きたいとは思ってるんだけど・・」
って気軽なもののように言うもんだから、 
ずっと参加する勇気が今一つなかった私も、
最近は日々30分の瞑想はあっという間で日々のルーティンワークとなった今なら行けるのかも。
でも~どうかな~。参加したなら途中リタイヤ出来ればしたくないし。
なんて思いながらキャンディにある瞑想センターのホームページを見ていたら
キャンセル待ちが続く中、まだ空きがある日程を見つけ、
その日程まではまだ1か月以上あるし、何ならキャンセルできるから。
と、予約フォームをエイっ。と送ってしまったのです。

その夜、ふと月ごよみを見てみれば、その日はちょうど新月。
新月にふと思った決断は揺るがない。
そう、私このままキャンセルせず参加するんだな。
と、妙な納得と腹をくくる事ができ
本当に参加することに。
10日間とありますが、毎日10時間の瞑想を10日間。

コースが始まる前日午後に手続きをしチェックインと夜の瞑想と講話に出席。
10日間瞑想が終わった翌日の朝4時半から、
2時間の瞑想が終わり、朝食を頂いて7時頃に解散。
なので実は12日間の日数が必要。
1日10時間×10日間の瞑想参加にも気合と心構えがいるけど、
普通の生活から12日間の時間を取るのは、
かなりの気合とタイミングが必要ですよね。。。
それでも各地各国の瞑想センターで毎回参加者多いことに驚き。
実際、各センターホームページで案内されている
瞑想センターの日程別のスケジュール表では
各日程のコースが受付中かキャンセル待ちか
タイムリーに確認できるページがあるのですが、
直近のスケジュールはいつもキャンセル待ち。
合宿が始まる頃にはほぼ満員になっていてそれだけ瞑想をする人、
学びたい人が世界中にいるんですね。

定員の数もこじんまりしたものではなく、他のセンターはわからないけど、
私が参加したキャンディにあるダンマ・クタ瞑想センターは、
1回の合宿で約80人参加(数えたw)
男女の比は半分半分。3分の1ぐらいのが外国人で、
後の参加者はスリランカ人。

外国人の20数人の中でアジア人3人の内、
中国人2人日本人私1人、その他の外国人は
アメリカ人、カナダ人、ヨーロピアン(イギリス・ドイツ人多め)

ヴィッパッサナーは宗教施設ではないので、ムスリムの外国人、
スリランカ人のシスターグループ、スリランカ人僧侶なども
参加していて国際色も背景も様々な人が集まっていました。
ヴィパッサナー瞑想とは、「ものごとをありのままに見る」という意味で、
インドの最も古い瞑想法のひとつで、2500年以上も昔、
インドで人間すべてに共通する

病のための普遍的な治療法、すなわち「生きる技」
として指導されてきた瞑想法。
センターでは、10日間の合宿中に技法の基礎と基本の要点を指導してもらい、
その後、生涯をかけて自分自身で実践し身につけていく。
10日間の瞑想ってとてつもなく長いコースのようだけど、
瞑想の世界では最短のコースで、その10日間集中し、
心が静まり心身の現象と深く向き合いましょう。
と、いうもの。
その10日間にはルールがあって、
誰とも話さない。
誰とも目を合わさない。
運動をしない。
外出もしない。
本など読み物をしない。
メモなど書くこともしない。
与えられた食事をとり、
瞑想に励む。

誰とも話しては行けない理由は、
瞑想体験や感じた事を日々参加者同士で話題になるだろうし、
そうする事は、先入観や個人差で違う感じ方をし
不安を抱かないためだとか。

一日のスケジュール。
4:00 起床のベル
4:30~6:30(2h)瞑想
6:30~8:00 朝食・休憩
8:00~9:00(1h)瞑想
9:00~11:00(2h)瞑想
11:00~13:00 昼食・休憩
13:00~14:30 (1.5h)瞑想
14:30~15:30(1h)瞑想
15:30~17:00(1.5h)瞑想
17:00~18:00 ティータイム・休憩
18:00~19:00(1h)瞑想
19:00~20:30 講話
20:30~21:00(0.5h)瞑想

タイムスケジュールでは瞑想時間は合計10時間半。
でも、瞑想と瞑想の間に数分トイレ休憩を挟むので
一日の瞑想時間は10時間ぐらいとなる。

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目立つ看板は無く、入り口には小さなゲートがあるだけ 

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スリランカでお寺に行くときや葬儀での服の色は白。

初日11:00~17:00の間にセンターにチェックインする。
そこでパスポートを掲示し、
申込書を記入提出、ここへ来たきっかけは?
などの質問の簡単な面接。
そして、貴重品とすべての電子機器、筆記用具、本などを受付へ預ける。

センターは山の頂上にあり、センター内は、
レセプションとオフィス・図書館の棟、瞑想ホール、
講話ホール、ダイニングホール、と4人~6人ずつの宿坊が
10いくつか山の斜面に点在して立ててあり、結構広い敷地。

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宿坊


10日間男性女性はっきり活動範囲が分けられる。
瞑想ホールは同じホールながらも真ん中で左右に分かれていて
入口も男性は右側から入り、女性は左側から入る。
 男性、女性は部屋も食事をとる部屋も通る道さえも分けられている。
 例え、家族やカップルで参加していても、交流することは認められない。

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女性用の道

受付を済ますとその後、部屋へ案内される。
部屋割りはスタッフが割り振っていて、
一応アジア人はアジア人。
ヨーロピアンはヨーロピアンで分けていたように思う。
私の部屋は、私の他に中国人の2人とスリランカ人の4人。
部屋は日本の病院の大部屋のように
ベット周りがカーテンで閉めれるようになっていた。
初日の19:00までは、まだおしゃべりをしていいが、
それ以降、10日間沈黙を守ることになる。
明日から午後からは食事を取らないが、
初日は夕方にも食事が出た。

メニューは、スリランカでお正月や何かを始める日、
門出の日の縁起の良い食べ物として
頂くココナッツミルクでご飯を炊いた
「キリバットゥ」
そのメニューがスリランカらしいのと、いよいよ始まるんだ。とワクワク。

食事の後、ダイニングで色々と合宿中の決まり事を伝えられる。
 沈黙が始まるとグループ瞑想中に順番に
ティーチャーと呼ばれるスタッフとの面談がありその時以外は
スタッフに話しかけることも禁じられる。
伝えたいこと困ったことがあれば、
ダイニングに用意されている紙に書いて、
メッセージボックスに入れておくと後ほどスタッフが対応してくれる。
と、いう。
初日は慣らすかのように、特に方法に指導なく18:00~19:00の1時間瞑想。
その後講話を聞き、各部屋へ解散。
 明日からどんな自分に出会うのかドキドキしつつ22時に就寝。

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つづく・・・。

私が心打たれ感動した出来事や誰かとシェアしたい事が、

読んでくれているあなたの何かの気づきやヒントの種に

なってくれればとっても嬉しいことだな。と、思います。


生きとし生けるものが幸せでありますように。

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