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インドのひな祭りナヴァラトリ

日々

2017年は9月21日の昨日、
インドとネパール全土で祝われる祭典である
「Navratri」ナヴァラトリが始まりました。

ナヴァラトリとはサンスクリット語でナヴァ=9つラトリ=夜
で、聖なる9つの夜を意味していて9夜10日間祈り、祝います。

9つの惑星を宝石で表したナワラタナ(ナヴァラタナ)を
扱ってる当店だけに、
ナヴァ・・・と、聞くと反応しています。

最近はインドの病も患っていますから、
街の看板にインド・・・と、書いてあって
おっ?とよく見ると
インドアテニス
の看板でした。
だいぶ患っているようです。

さてさて、ナヴァラトリ祭はヒンズー教の女神
ドゥルガーを崇拝する祭典であり、
女性が主役という女性のためのお祭りでひな壇に人形を並べ飾ります。

ひな壇には男女対で人形が飾られ日本のひな祭りに似ていますよね。

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この女神ドゥルガー神話誕生のお話しを少し。
大変な苦行を行い男性には殺す事が出来ないという
特別な力を与えられた水牛の悪神マヒシャースラが世界を恐怖に陥れていました。
その悪神を倒すために女性が必要とされブラフマー神、ヴィシュヌ神、シヴァ神が
力を合わせドゥルガー女神が生まれたそう。

このナヴァラトリ祭を通じて生まれたと信じられ
悪神のマヒシャースラを9日間の戦いの後に倒し、
悪を滅ぼす女神として崇められるようになったそうです。
この神話は、男性の力だけでは世界の平和を保つことが出来ず、
正義には女性の力が必ず必要であると説いています。

個々の内なる女性エネルギーが目覚める時、
悪はなくなり世界には平和が生まれていく。
と幾千も前から言われていたんですね。

宗教とか神話だとかそういうの置いといて、
素直に素敵な話だな。て思いませんか?いるよね女子力!

ナヴァラトリがどういう行事ごとなのかに話を戻して・・・。

最初の3日間は無気力や停滞する事を表す
タマシックなエネルギーや不浄なものを取り払い破壊、
悪霊との戦い、ネガティブなカルマの浄化をしてくれる存在として
ドゥルガー女神に祈りを捧げ、
次の三日間は感情の起伏が激しく、常に落ち着かない
ラジャシックなエネルギーを取り払い
繁栄、美、豊穣、喜び、物質的豊かさ授けてくれると考えられる
母神であるラクシュミー女神に祈りを捧げ、
後半の3日間は不安がなく、幸福を感じている満たされた状態であり、
親切で知的で、自信に満ち溢れている純粋で
神聖なサットヴァなエネルギーへと変化していき、
クリエイティブ、聖なる知性、芸術・文学・音楽・ダンス・教育などの
知識を司る女神サラスヴァティー女神に祈りを捧げるんだとか。

そして最後の10日目には(今年2017年は9月30日)
ダシャラといってその祈りは様々なネガティブなものが取り払われ、
清らかな身体と心で内なる悪質を浄化し、
結果はそれが社会に平和をもたらすためのなる大切な事だと教え、
強力な戦士であるドゥルガー女神を祝福し勝利の日と言われています。

日本ではこの頃ちょうど季節の変わり目。
過ごしやすくなってアクティブに動けるといった人もいる傍ら、
中には季節が移り行く時期は色々な感情や思考が強くなり
不安や衝動感が強くなり不安定な日々を送る方がいることも確か。
幸せはいつも自分の内側にある。

自分のネガティブなものを取り払う時期でもあり、ゆっくりと休息をとり
内なる平和を求め瞑想やヨガを勤しみ、
悪を追い払い浄化し満ち足りた時となるように過ごすようにしたいですね。

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